ハーブさん，こんにちは

みなさん，こんばんは


チンキ剤を多種類作っています．

？？？はて「ちんき」．．．
聞き覚えありますか？

そうです．
小学校の時，お世話になった方もいらっしゃるでしょう．
転んでケガして保健室．

褐色ビンに脱脂綿に含まれた茶色の液体．
そう，彼！？の名前は
「ヨードチンキ」でしたね．

チンキ剤とは・・・
生薬やハーブの成分をエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤のこと．

メディカルハーブの世界では結構出てきます．
ざっくりいうと，ハーブなどの材料を小さく切り刻んで浸すだけです．
（私はカット品を購入してそのまま使っちゃいます）
よりよく抽出させるには一日１，２回振るとよいです．
抽出は一般的いは２週間位です．

私はチンキ剤にはスピリタスというウォッカを使っています．


スピリタスはポーランド産のウォッカです．
アルコール度数９５％

７０回もの蒸留を繰り返してできた世界で最もアルコール度数のあるスピリッツ
と，いわれています．

ハーブさんにはチンキ剤に適した濃度というのがあるようなので，
私はスピリタスを100%と見立てて濃度を合わせて使っています．

チンキ剤の好きなところは２つあります．
まずは，
・アルコール抽出はハーブさんの水溶性成分も脂溶性成分も引き出してくれること．
次に
・保存が効くこと．

ただし，
アルコールに弱い人や肝臓疾患のある人には注意が必要です．
そして，
チンキには多量のエタノールが含まれており、引火性が強いため、気密容器に入れ火気を避けて保存しましょう．


ついでに，豆知識です．
wikiによると．

ヨードチンキ（通称「ヨーチン」）は生薬から抽出されたものではないのでチンキではありません．
が，慣例的にチンキと呼ばれています。

さらに
マーキュロクロム液は、マーキュロクロムを水に溶かしたものであり、こちらもチンキではありません．
通称の赤チンは「赤いヨードチンキ」の意味です．
同じ殺菌・消毒の目的で使われるヨードチンキが茶色なのに対して，
、マーキュロクロムの色が赤いことからつけられました。

ちなみに
タムシチンキの主成分であるサリチル酸は、生薬製剤ではありませんのでこちらもチンキとはいえません．