2013年05月21日

気になるPM2.5 後編

おはようございます。

face06さて
さっそく前回の続きでございます。


年齢が分かってしまいますが(;^^)・・・

小学校の理科の実験で
石綿(いしわた、せきめん)付金網」を三脚に乗せて・・・。
という経験はありませんか?

まさしく「石綿」=アスベスト です。

これは天然鉱石が繊維状に変形したものです。

耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ、
安価だったことから「奇跡の鉱物」として重宝されました。(wiki調べ)

繊維1本の直径は0.02-0.35μm

・・・ということは、
2.5μm以下なので肺胞に入り込んでしまいますね。→前回の記事

アスベストには幾つか種類があります。
 青石綿(クロシドライト。毒性が強い
 茶石綿(アモサイト。毒性あり
 白石綿(クリソタイル。比較的毒性が弱い。)
 (以下:H20.2.6.追加指定)
 アンソフィライト、トレモライト、アクチノライト

種類によって毒性に差があるのですね。


スタントン、ポットという人がアスベストについて
・ファイバーの直径・・・0.25μm以下、
・ファイバーの長さ・・・8μmより長い繊維状粒子の発がん性が強い

と、発表していて、肺癌や悪性中皮腫(中皮細胞・胸膜にできる珍しい腫瘍)の
誘因物質と考えられています。


アスベストは、
血液のマクロファージくんは分解できません。
→ 「異物」と認識されます。
→ 結果、鉱物繊維の周囲を取り囲んだマクロファージは、
 死滅してしまうのだそうです。


ちなみに・・・
勤務先では、定性試験(青石綿などが含まれているか否か)ができます。
* 会社によっては定量(青石綿などがどのくらい含まれているか)試験を
 してくれるところもあります。

アスベストとPM2.5、双方に肺に関わる健康被害があるのですね。

PM2.5の厄介なところは、
アスベスト
 → 単一物質なので、健康被害が推測しやすい。

PM2.5
 → いろいろな化学物質が複合した粒子なので、
  どんな健康被害をきたすのか推測が難しい。未知数。

定められた環境基準(環境基本法 第16条第1項)
 1年平均15μg/m3以下かつ1日平均値35μg/m3以下 を超過したとしても

直ちに健康被害への影響があるとは言われていない
ものの
子どもさん、呼吸系・循環器系の疾患をもつ人などは
専用マスクの着用や外出を控えるなどの予防策が必要といわれています。


これが日平均の環境基準を大きく上回る値(2倍以上)の日があるというから

大変なのでは!
 ということなのですね。

日本の環境基準は厳しめに設定されているという話もあるようなので、
いたずらに怖がるというのも考えものかもしれません。


なんだか、カタイ話をご拝読くださり、ありがとうございました。m(_ _)m


参考にさせていただいたサイト
http://memotv.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

wikipedia:石綿、アスベスト問題など。


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